平成21年度 事業報告書
平成21年度 事業報告
１．一般事業
（1）同窓会活動
①会員名簿の発行
2009年12月末までの届出を基本に、「平成21年版会員名簿」を作成し、平成21年
度会費納入者全員（約12,500名）に2010年3月末までに送付した。
②同窓会支援
ア)周年同窓会の開催
成蹊会として実施するよう働きかけ支援している10年毎の周年同窓会はすべて
開催され、高校、大学とも卒業10年毎の周年同窓会は定着した。高校卒業45周
年の同窓会も２年連続して行われ、定着する方向である。
大学卒業10周年同窓会（H22.3.13） 高校卒業10周年同窓会（H21.11.14）
大学卒業20周年同窓会（H21.10.17）高校卒業20周年同窓会（H21.6.6）
大学卒業30周年同窓会（H21.5.16） 高校卒業30周年同窓会（H21.10.3）
大学卒業40周年同窓会(H21.10.31) 高校卒業40周年同窓会（H21.12.5）
大学卒業50周年同窓会（H21.10.2） 高校卒業50周年同窓会（H21.6.21）
また、このほかに次の同窓会が開催され、これを支援した。
小学校卒業10周年同窓会（H22.3.16）小学校卒業50周年同窓会(H21.12.13）
高校卒業45周年同窓会（H21.10.16）p;
(注）大学卒業10周年同窓会はホームカミングとして、成蹊学園が主催し同窓生を招待して
いる。開催に向けては、同窓生と成蹊会で企画・運営を行っている。
イ)地域同窓会の支援
本年度は、34ヶ所の地域成蹊会で総会等が開催され、そのうち22ヶ所に会長を
はじめ役員が参加。成蹊会・成蹊学園の現況について報告し、相互コミュニケ
ーションを深めた。
③催事
ア) 本年度の第49回成蹊会謝恩顕彰は、通常総会第3部懇親会において実施した。
対象の方は6名で、うち1名の方の出席を賜った。
（注）成蹊会謝恩顕彰は、成蹊学園の教職員として30年以上勤務、定年退職し、
今年満70歳の特別会員が対象
イ) 学園創業者中村春二先生を偲ぶ枯林忌は成蹊学園と成蹊会の共催で、2月20日
(毎年命日である2月21日の直前の土曜日に実施）に春二先生のご遺族と90名余
りの同窓生・教職員が参加して、巣鴨の染井霊園で墓参した後、三菱養和会
会議室で追悼会を行った。（来年は2月19日(土)に実施予定）
(2）組織強化
①公益法人制度改革への取り組み
平成21年度事業計画で提起した平成23年度総会での基本方針提案に向け、会長の
諮問委員会である総務企画委員会で検討を行ってきた。次年度はこの問題に特化
した専門委員会を設け、引き続き検討していく。
②広報活動
会員に成蹊会・成蹊学園の現況を伝えるため、成蹊会誌109号、110号を発刊すると
ともに、成蹊会ホームページを統一感のあるデザインと操作性の高さに重点を置い
て作り変え、情報発信・行事周知に努めた。
また、本年も引き続き、卒業生が成蹊学園の現況理解を進めるために広報誌「成蹊
学園」の発刊時に同窓生住所を学園に提供し送付に協力した。
③会費納入促進
例年通り、総会案内に会費納入用紙を同封して、会費納入をお願いした。
その後、10月、11月に各同窓会の年次委員および周年同窓会出席者で未納者に、年
末には、H20・H19年度会費納入者で、本年度分未納者に依頼状を送付するなど督促
に努めた結果、会費納入者数は9,496名と平成20年度より26人増加し、なんとか３
年連続で納入者を増やすことができたが、“会員名簿発行”をアピールしたにもか
かわらず、微増にとどまった。
④学校・学部同窓会
各学校・学部同窓会は、各年次の同窓会委員が集まる同窓会委員会を中心に、
年1～3回開催された。大学４学部同窓会は、成蹊桜祭にそれぞれ模擬店を出店し交
流の場として活用している。
また、新しい取り組みとして経済学部同窓会が「企業見学バスツアー」「経済学部
准教授（成蹊会学術賞受賞者）による講演会」を企画し参加者を募って実施した。
（3）成蹊学園との連携
①成蹊学園理事会・評議員会への出席
成蹊学園の理事会・評議員会に出席し、成蹊会推薦の役員が必要と思われる事項
について、学園とは積極的に意見交換・意見提起を行った。
②成蹊学園創立100周年募金への協力
成蹊学園が行っている100周年募金事業には、多くの同窓生が募金推進委員とな
り、機会がある毎に募金意識を高め募金推進に努めた。
なお、1月30日の募金推進委員会において、2012年の100周年に向け、記念行事の
実施を計画していることが報告され、その後、記念式典を2012年5月12日(土)東
京国際フォーラムにおいて実施することが発表された。
③学園行事への参加
ア)各学校の卒業式、入学式には会長をはじめ成蹊会推薦の理事が参列し、大学の
学位授与式と入学式においては、会長が祝辞を述べるとともに、成蹊会の活動
について紹介した。
イ)成蹊学園が年４回行う地域清掃活動には事務局中心で参加・協力した。
ウ)成蹊音楽祭(12月20日)、建学の日行事(3月23日)には、同窓生に呼びかけ、多く
の参加を得て、行事を盛り上げ貢献した。
エ)成蹊学園が行う地域懇談会（浜松、福岡）の開催にあたっては、成蹊学園の要
請に応じて、役員の派遣および当該地域成蹊会と連携して開催に協力した。
（4）会議等
①第54回通常総会
平成21年6月20日（土）に成蹊学園本館大講堂で、143名が出席（他に委任状提出
者1,648名）して行われた。
平成20年度事業報告・決算報告、平成21年度事業計画・収支予算案及び成蹊会
評議員選任の件が付議され、いずれも原案どおり承認された。また、総会終了後に
成蹊会学術賞の贈呈式が行われ、野島美保経済学部准教授と佐藤義明法学部准教授
の２名に賞金を贈呈した。
②評議員会・理事会
評議員会は3回、理事会は6回、開催された。
③特別委員会
各特別委員会の開催回数は次の通りであった。
総務企画委員会 １１回
財務委員会 ２回
育英奨学委員会 ９回
学術・教育助成委員会 ５回
成蹊クラブ委員会 ７回
スポーツ振興委員会 ９回
広報委員会 ６回
成蹊桜祭委員会 ６回
推薦委員会 ７回
Web小委員会 ３回
２．公益事業（成蹊学園への後援）
(1)育英奨学事業
本年度は新規の貸与者14名を含め、30名に奨学金を貸与した。貸与総額は1,776万円で
ある。内訳は、中学生1名、高校生1名、大学生25５名、大学院生3名である。返済総額
は1,534万円であり、本年度は241万円貸与額が増加した。
なお、本年度末の残高は次のとおりである。
Ｈ21年度末育英奨学貸与金残高 101,949千円
Ｈ21年度末基金残高 223,870千円
(2)学術・教育助成事業
本年度は学術・教育研究助成金として大学2件、中・高校4件、小学校4件に250万円
助成した。具体的内容は下表のとおり。
学術・教育振興助成金とて、小学校の教育誌「すもも」の発行費用の一部として
40万円を助成した。
また、本年は成蹊会学術賞の実施年であり、野島美保経済学部准教授、佐藤義明法学
部准教授に各25万円贈呈した。
Ｈ21年度助成額 3,400千円 Ｈ21年度末基金残高 44,200千円
(3)国際交流事業
本年度もカウラ高校およびセントポールズ校よりの留学生生活費等ホストファミリー
負担額への一部支援として90万円を助成した。
Ｈ21年度助成額 900千円 Ｈ21年度末基金残高 26,738 千円
(4)スポーツ振興事業
本年度は、スポーツ振興助成金として、大学体育会所属10団体に75万円を、中・高校
に30万円、小学校に15万円を助成した。
スポーツ振興奨励金として、例年どおり学内陸上競技大会と学内レガッタに合計15万
円、テニス部に5万円助成した。また、全国大会レベルの試合に出場した優秀団体5団
体、 優秀個人16名に合計57万円の奨励金を贈呈した。
体育会総会での表彰用の盾等を例年通り寄贈した。
Ｈ21年度助成額 2,026千円 Ｈ21年度末基金残高 24,217 千円
(5)文化振興事業
本年度も文化振興助成金として、大学の欅祭、中・高校の蹊祭及び文化会本部に
各15万円、新聞会に5万円を助成した。
毎年４月の第一日曜日に実施している成蹊桜祭を本年度は平成21年4月5日に実施し
た。本年も成蹊学園から300万円の支援を受け、桜祭委員会の周到な準備と現役学生
の協力により、多くの同窓生、教職員、現役学生、地域の方々が満開の桜の下で
様々なイベントを楽しんだ。（平成23年は4月3日に実施予定）
Ｈ21年度助成額 5,591千円（学園からの支援金3,000千円を含む）
Ｈ21年度末基金残高 35,816千円
３．成蹊クラブ
本年の成蹊クラブは、クラブ自体の利用は減少したものの、ニュートーキヨー各店舗
へのあっせん手数料の増加により、収支は166千円の黒字となった。
正味財産は△373千円となった。
以 上