業務・財務資料

平成20年度 事業報告書

平成20年度 事業報告

  1. 一般事業
    (1)同窓会活動
    ①同窓会支援
    ア)周年同窓会の開催
    成蹊会として実施するよう働きかけ支援している10年毎の周年同窓会は、本年度、政治経済学部の卒業50周年同窓会を開催したことから、次のとおり、高校、大学とも卒業10周年から50周年まですべて開催となり、定着した。
    (注)大学卒業10周年同窓会(H21.3.14)  高校卒業10周年同窓会(H20.10.11)
    大学卒業20周年同窓会(H20.11.1)  高校卒業20周年同窓会(H20.9.20)
    大学卒業30周年同窓会(H20.5.24)  高校卒業30周年同窓会(H20.11.8)
    大学卒業40周年同窓会(H20.11.3)  高校卒業40周年同窓会(H20.12.6)
    大学卒業50周年同窓会(H20.12.13)  高校卒業50周年同窓会(H20.4.6)
    また、このほかに小学校卒業30周年同窓会(H20.10.25)、高校卒業45周年同窓会(H20.9.28)の開催を支援した。
    (注)大学卒業10周年同窓会はホームカミングとして、成蹊学園が主催し同窓生を招待している。開催に向けては、同窓生と成蹊会で企画・運営を行っている。
    イ)地域同窓会の支援
    本年度は、27ヶ所の地域成蹊会で総会等が開催され、そのうち22ヶ所に会長をはじめ役員が参加し、成蹊会・成蹊学園の現況について報告し、相互コミュニケーションを深めた。
    特記事項としては、福島成蹊会が5月17日に創立総会を実施、これで成蹊会の無い県は鳥取県だけとなった。
    ②催事
    • ア)本年度の第48回成蹊会謝恩顕彰は、通常総会第3部懇親会において実施した。対象の方は9名で、うち2名の方の出席を賜った。
      (注)成蹊会謝恩顕彰は、成蹊学園の教職員として30年以上勤務、定年退職、今年満70歳の特別会員が対象
    • イ)創業者中村春二先生を偲ぶ枯林忌は成蹊学園と成蹊会の共催で、2月21日(毎年命日である2月21日の直前の土曜日に実施)に春二先生のご遺族と90名余りの同窓生・教職員が参加して、巣鴨の染井霊園での墓参と三菱養和会会議室での追悼会が行われた。(来年は2月20日(土)に実施予定)
    ③広報活動
    会員に成蹊会・成蹊学園の現況を伝えるため、成蹊会誌107号、108号を発刊するとともに、成蹊会ホームページをリニューアルし情報発信・行事周知に努めた。また、本年も引き続き、成蹊学園の現況理解を進めるため広報誌「成蹊学園」の発刊時に同窓生住所を学園に提供し送付に協力した。
    ④会費納入促進
    例年通り、総会案内に会費納入用紙を同封して、依頼状を発送し、年末には、H18、19年度会費納入者で、この時点でのH20年度分未納者を中心に依頼状を送付するなどの督促に努めた結果、会費納入者数は9,470名と平成19年度より131人増加し、2年連続で納入者を増やすことができた。(前年比1.4%増)
    ⑤会員管理システムのリニューアル
    これまで使用していたオフコンを利用したシステムをパソコンベースのシステムに入れ替え事務効率を改善するとともに、システムリース料を削減した。
    (2)成蹊学園との連携
    ①成蹊学園理事会・評議員会への出席
    成蹊学園の理事会・評議員会に出席し、成蹊会推薦の役員が、必要と思われる事項について、学園とは積極的に意見交換・意見提起を行った。
    ②成蹊学園創立100周年募金への協力
    成蹊学園が行っている100周年募金事業には、本年度も募金委員会、募金実行委員会等に委員として参画し学園の活動に協力するとともに、多くの同窓生が募金推進委員となり、募金推進の集い等に積極的に参加し募金意識を高め募金推進に努めた。
    ③成蹊大学経済学部40周年行事、法学部40周年行事への協力
    成蹊大学経済学部40周年記念行事は平成20年11月15日、法学部40周年記念行事は平成20年11月22日に成蹊学園で開催された。開催に向けた準備、記念誌の発行、行事の運営等に各学部同窓生を中心に積極的に協力した。
    ④学園行事への参加
    • ア)各学校の卒業式、入学式には会長をはじめ成蹊会推薦の理事が参列し、大学の学位授与式と入学式においては会長が祝辞を述べた。
    • イ)成蹊学園が年4回行う地域清掃活動には事務局中心で参加・協力した。
    • ウ)成蹊音楽祭(12月21日)、建学の日行事(3月23日)には、同窓生に呼びかけ、多くの参加を得て、行事を盛り上げることに貢献した。
    • エ)成蹊学園が行う地域懇談会(新潟、長野)の開催にあたっては、成蹊学園の要請に応じて、当該地域成蹊会と連携して開催に協力した。
    (3)会議等
    ①第53回通常総会
    平成20年6月21日(土)に成蹊学園本館大講堂で、820名(出席者137名、委任状提出者683名)が出席して行われた。
    平成19年度事業報告・決算報告、平成20年度事業計画・収支予算案、及び成蹊会同窓会規程の一部改正の件が付議され、いずれも原案どおり承認された。また、総会終了後に政策研究大学院大学教授で内閣特別顧問の黒川清氏による講演会が開催された。
    ②評議員会・理事会
    評議員会は2回、理事会は5回、開催された。
    ③特別委員会
    各特別委員会は例年通り、決められた活動を行った。
    平成19年7月の理事会で承認された会長の諮問機関「活動検討プロジェクト委員会」は、「今後の成蹊会活動について」検討し、平成20年12月に会長に答申を行い、解散した。
  2. 公益事業
    (1)育英奨学事業
    本年度は新規の貸与者13名を含め、30名に奨学金を貸与した。貸与総額は1,776万円である。内訳は、中学生1名、高校生1名、大学生26名、大学院生2名である。返済総額は1,478万円であり、本年度は297万円貸与額が増加した。なお、本年度末の残高は次のとおりである。
    H20年度末育英奨学貸与金残高 99,534千円
    H20年度末基金残高 223,287千円
    (2)学術教育助成事業
    本年度は学術・教育研究助成金として大学2件、中・高校4件、小学校4件に210万円助成した。学術・教育振興助成金として、小学校の教育誌「すもも」の発行費用の一部として40万円を助成した。
    H20年度助成額 2,500千円
    H20年度末基金残高 47,356千円
    (3)国際交流事業
    本年度もカウラ高校およびセントポールズ校よりの留学生生活費等ホストファミリー負担額への一部支援として90万円を助成した。
    H20年度助成額 900千円
    H20年度末基金残高 27,508千円
    (4)スポーツ振興事業
    スポーツ振興助成金として、本年度は大学体育会所属10団体に75万円を、中・高校に30万円、小学校に15万円を助成した。
    スポーツ振興奨励金として、例年どおり学内陸上競技大会と学内レガッタに合計15万円、テニス部に5万円助成した。また、全国大会レベルの試合に出場した優秀団体4団体、優秀個人7名・4組に合計69万円の奨励金を贈呈した。
    体育会総会での表彰用の盾等を例年通り寄贈した。
    H20年度助成額 2,135千円
    H20年度末基金残高 25,665千円
    (5)文化振興事業
    本年度も文化振興助成金として、大学の欅祭、中・高校の蹊祭及び文化会本部に各15万円、新聞会に5万円を助成した。
    毎年4月の第一日曜日に実施している成蹊桜祭を本年度は平成20年4月6日に実施した。本年も成蹊学園から300万円の支援を受け、桜祭委員会の周到な準備と現役学生の協力により、多くの同窓生、教職員、現役学生、地域の方々が桜満開の学園での様々なイベントを楽しんだ。また、桜祭で協力いただいた桜募金から、ソメイヨシノの若木を成蹊学園に寄贈することとし、平成19年6月の強風で倒れた桜の木の後に、3年物のソメイヨシノを植樹した。
    (平成21年3月5日実施。なお、平成22年の第33回成蹊桜祭は4月4日に実施予定)
    H19年度助成額 5,588千円(学園からの支援金3,000千円を含む)
    H20年度末基金残高 37,747千円
    (6)成蹊クラブ
    本年の成蹊クラブは、定期利用の定着等により、売上はほぼ前年並みであった。成蹊会からの委託料を減額したことから、収支は△176千円の赤字でであった。正味財産は△539,316円となった。
    なお、本年度の決算より、文部科学省の指導に従い、他の特別会計と同様に全体の決算書に含めて表示することとした。

以  上

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