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本年度入試結果発表 経済・工学部が人気

本年度の入試結果が発表された。総志願者数は26.830人で、前年度の26.545人より285人増加した。入試方式では、A方式の志願者数は13.497人で前年度よるり365人増加した。センター試験を利用するC方式の志願者数は13.333人で前年度より80人減少した。学部別の志願者数は表参照。


本学志望者数 前年度との比較
2003年度 2002年度 前年比
経済学部 8250 7756 +494
法学部 6673 6710 -37
文学部 6507 6922 -415
工学部 5400 5157 +243
大学合計 26830 26545 +285


本年度は、経済学部と工学部が増加した。法学部と現代社会学科を除く文学部の各学科の志願者は例年並であった。
入試課によると、経済学部の志願者数増加は積極的な入試改革などを行ってきたことが、受験生や高校教諭に理解されたためと考えられる。工学部は長引く景気低迷の中、受験生の実学志向が高まり志願者数が増加した。法学部は法科大学院への期待が落ち着き、志願者数は例年並だった。文学部の志願者数減少の原因は、現代社会学科の志願者数が減少したからだ。前年度の現代社会学科は高倍率だったため、受験生が敬遠したと考えられる。ただし、日本文学科は日本語ブームの影響で志願者数は増加した。
本年度の入試結果について入社課は「少子化の影響で受験者数が減少する中、本学は総志願者数が前年度比1.1%増加と健闘している。A方式の志願者数の増加は、本学の良さが受験生に認識されたと考えている。C方式の志願者数の減少は真摯に受け止め、今後広い地域から受験生を集めていけるように広報活動などを展開したい」と語った。
来年度は、入試方式に変更点がある。経済学部の経済学科と経営学科が統合され、経済経営学科になる。これと同時に、経済学部で行われている3教科型のC方式に加え、5教科型のC方式を導入する予定。また、地歴の選択科目に政治・経済や地理などを増やす見込み。さらに経済学部のA方式で定員を分ける予定だ。その他の学部でも、選択科目の増加を検討している。
今後入試課としては、オープンキャンパスなどを通じて、受験生に実際に本学を見てもらい、他の大学と比較して選んでもらえるよう努力していく方針だ。(岩本健志)

成蹊大学新聞 第234号より

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