業務・財務資料

会長挨拶

 成蹊会は、2018年(平成30年)、創立82周年を迎えました。
本会は、成蹊学園創立25周年を機に、建学以来個別に活動をしていた各学校・学部同窓会が大同団結して、1936年(昭和11年)に発足しました。
当初卒業生団体としての任意組織からスタートし、1955年(昭和30年)に公益社団法人としての「社団法人成蹊会」となり2013年(平成25年)まで運営されてきましたが、国の公益法人制度改革のもと、組織形態の見直しを行い、公益社団法人から「一般社団法人成蹊会」に組織変更し、今日に至っております。
現在は、会員数9万5千人を超える大組織となり、一般社団法人への組織変更を機に、選ばれた百数十人の代議員による総会を最高意思決定機関とする「代議員制」を採用することとなりましたが、卒業生主体の成蹊会の活動の目的は、「同窓会(同窓生)への支援」及び「成蹊学園の諸活動への支援」と、設立当初から何ら変わっておりません。
「同窓会(同窓生)への支援」としては、卒業後10周年毎の同窓会及び各地域成蹊会の開催支援、毎年4月第1日曜日に成蹊学園後援のもと開催される成蹊桜祭の実行、その他さまざまな同窓会活動の援助(支援)を行っており、さらには、在学生へのキャリア支援やホームページへの卒業生のお店の紹介などの新たな試みもスタートしています。また、会員の親睦を目的として運営・管理を行っていました「成蹊倶楽部」は、移転のため休業中となっていましたが、従前の場所に隣接するX-PRESS有楽町ビル2階において2017年6月末再開し、多くの同窓生の皆様にご利用いただいております。皆様お誘いあわせの上、ご利用いただければと思います。
「成蹊学園の諸活動への支援」としては、学園の学生・生徒への育英奨学金の給付及び貸与、学園におけるクラブ活動等への助成、学術・教育研究への助成等を行っています。特に、2011年度から、地方出身者を対象とした給付奨学金制度を新たにスタートしています。 成蹊会は、創立以来、同窓会(同窓生)への支援及び母校成蹊学園の諸活動への支援を二つの大きな柱として多くの諸先輩方のご努力により今日まで歩んでまいりました。これからの将来においても、この二つの柱は変わるものではなく、そのより一層の充実を果たしていくことが我々の使命であり責務であると存じます。そのためには、成蹊会として新しい試みにチャレンジし、同窓会(同窓生)のより密度の濃い連携をさらに深め、また、成蹊学園との深度のある連携が必要であると思っています。
成蹊会の活動は、会員の皆様の入会金と年会費並びに寄付金の上に成り立っています。成蹊会の活動のさらなる活性化をはかり、今後の事業活動を安定して支えていくためには、会員の方々からの会費納入率の向上が不可欠です。
会員の皆様には、成蹊会の活動に対してより一層のご理解とご協力、ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

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