お知らせ

校歌・成蹊学園の歌

校歌

作詞 志田義秀
作曲 信時 潔

  1. 土の育む 武蔵原野の林
    空を限りて 秩父連峰走る
    聞けよ吾等が 心力歌の生命
    この地この歌 吾等讃えん
    その名 おゝ 成蹊

  2. 昨日の吾を 超えし輝き尊し
    吾が野に萌ゆる 草の語るに聞かずや
    白光の空 高くそそる筑波と
    共に向上の 吾等の姿
    その名 おゝ 成蹊

  3. 宇は大なり 母校成蹊の宇
    一つに集う 族吾等の園の
    愛の象徴 井の頭の泉よ
    陽は野の上に 吾等の上に
    その名 おゝ 成蹊
「校歌」のご紹介
1927年、浅野孝之成蹊高等学校校長(旧制)が東京音楽学校に作曲を依頼し、志田義秀作詞、信時潔作曲による「成蹊の歌」が出来上がりました。その後この歌は式典その他の席上で歌われるようになり、校歌となりました。
信時潔は有名な「海ゆかば」などの日本歌曲の作曲家で、多数の有能な音楽家を育て上げました。
志田義秀(素琴)は松尾芭蕉の研究家で、成蹊高等学校(旧制)開設と同時に教授として就任しました。

寮歌 膚を濡らす

作詞 霜山徳爾
作曲 清水龍雄

  1. 膚を濡らす時の風
    瞳に夢す白き雲
    光雙手に戴きて
    野の草の如生きんかな
    光雙手に戴きて
    野の草の如生きんかな

  2. 燃ゆる生命に鞭くれて
    不羈の調べを奏でつゝ
    誠の道をひたすらに
    青空の下一人行く
    誠の道をひたすらに
    青空の下一人行く
「寮歌 膚を濡らす」のご紹介
記念祭(学園祭)のための歌として昭和10年代の前半につくられました。当時、成蹊高等学校(旧制)の学生であった霜山徳爾(作詞)、清水龍雄(作曲)によるものです。

虹芝寮歌 山の友によせて

作詞・作曲 戸田豊鐵

  1. 薪割り飯炊き小屋掃除
    皆んなで皆んなでやったっけ
    雪解け水が冷たくて
    苦勞したことあったっけ
    今では遠く皆んな去り
    友を偲んで仰ぐ雲

  2. 前傾外傾全制動
    皆んなで皆んなでやったっけ
    新雪が深くてラッセルに
    苦勞したことあったっけ
    今では遠く皆んな去り
    友に便りの筆をとる

  3. 唐松萠ゆる春山に
    皆んなで皆んなで行ったっけ
    思わぬ殘雪に輪カンはき
    苦勞したことあったっけ
    今では遠く皆んな去り
    友の姿を夢に見る
「虹芝寮歌 山の友によせて」のご紹介
虹芝寮は谷川岳の麓にある成蹊学園の山小舎です。
今年で開寮70周年を迎えます。この歌は1952年にここで作られました。作詞作曲の戸田豊鐵は成蹊高等学校(旧制)時代からの登山家です。またこの歌は「ダークダックス」の持ち歌となり、多くの人たちの愛唱歌となりました。

新制高校十周年記念歌 太陽の子

作詞 井田回子
作曲 金光威和雄

  1. わき出る泉の清い水に
    太陽の子我らは
    たくましい笑顔を投げかける
    あふれる泉と共にいつまでも
    緑の園に育つ あかるい心

  2. とけ込む青さの高い空に
    太陽の子我らは
    おおらかに手をあげさけぶよ
    何にも負けずに強く進もう
    友と語って育つ 若い心

  3. がっちりふみしめ歩む大地
    成蹊の子我らは
    あたたかく心を結び合う
    みどりの大地に深く根を張って
    ああ武蔵野に育つ ゆたかな心
「新制高校十周年記念歌 太陽の子」のご紹介
1958年成蹊高等学校(新制)創立10周年にあたり「みんなでうたう歌」として作られました。作詞は生徒であった井田回子、作曲は成蹊OBの作曲家金光威和雄です。

同窓会・クラス会・地域成蹊会などで「校歌」や成蹊学園の歌を歌う機会に、幹事が歌詞をどこからか探して来る手間が省けるでしょうし、歌詞そのものに接し、懐かしい学生・生徒の頃を想い出す方も多いのではないかと思います。そのような際に是非この「校歌」を切り取ってご利用ください。(国府寺)

曲目の紹介は、成蹊学園創立90周年記念式典パンフレットより

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