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成蹊学園発祥の地の碑

明治39(1906)年、本郷西片町に私塾「成蹊園」が開塾、塾生は中村春二先生と寝食を共にしながら、昼間は各自塾外の学校に通学していました。
6年後の明治45(1912)年、池袋に地を定め、成蹊最初の学校として成蹊実務学校が開校、その後中学校(旧制)、小学校、女学校及び実業専門学校が順次開校しました。女学校を除くこれらの学校は、現在の池袋駅西口のホテルメトロポリタン付近一帯にあり、女学校は山手線沿い目白駅近くにありました。当初2千坪の敷地も、各校開校に伴い、大正6(1917)年には2万坪余になりました。
成蹊学園は、大正13(1924)年に現在の吉祥寺に移転しましたが、池袋の地は成蹊教育が培われた大切な場所として、昭和38(1963)年2月に卒業生団体の社団法人「成蹊会」により、敷地の一角に「成蹊学園発祥之地」の碑が建立されました。この碑は当初、元池袋公園内に建てられましたが、公園一帯の下水道工事に伴い、平成10(1998)年4月に新たに開園した「元池袋史跡公園」(ホテルメトロポリタン向い)に移転しました。
公園内には「池袋地名ゆかりの池」の碑も建てられており、この地名由来の池は「成蹊池」と呼ばれた学園敷地内の池のことで、成蹊学園にとってもゆかりのある碑です。

[文責:企画課]
ZELKOVA NO.32より

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