お知らせ

法科大学院の開設について

11月の臨時国会で、法科大学院関連法案が可決され、2004年度から専門職大学院の第一陣として法科大学院を設置することが可能になりました。
現行の大学院が研究者の育成を重視するのに対し、専門職大学院は高度な専門能力を持つ職業人を育てるのが特徴です。法科大学院は、弁護士、裁判官、検察官の育成を目的としています。また大学で法学を専攻していなかった学生や社会人にも門戸を開き、より幅広い法曹養成をめざしているのも特色の一つです。
成蹊学園では、11月の学園理事会において、法科大学院を設置し、2004年度の開設を目指すことが承認されました。
東京大学、早稲田大学など他の国公私立大学もこの法科大学院の設置を表明していますが、本学の特徴は次のとおりです。

  1. 入学定員は50名を予定しています。本学伝統の「少人数教育」の実績を踏まえ、一人ひとりにきめ細かい指導を徹底します。
  2. 「ビジネス・ロー」に強い法科大学院を目標とし、特に国際的取引の交渉や知的財産をめぐる紛争で活躍する企業法務スタッフと弁護士を養成することをめざします。
  3. 教員は国際取引法や知的財産法等の一流の研究者と、弁護士、元判事・検事、司法研修所教官経験者、企業法務部出身者、米国ロースクール留学経験者など多才な人材を揃えています。

標準修業年限は3年ですが、法学既習者は2年間での終了も可能です。そのカリキュラム、入学試験、納付金等については、開設準備室で現在、検討を進めています。概要等については成蹊学園ホームページ内に「法科大学院開設準備室」を作成いたしましたので、ぜひご覧ください。

成蹊学園 広報 第48号より

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